年末調整制度は廃止すべき

年末調整制度は廃止すべきだ。日本のサラリーマンのうち、自分が年額いくらの所得税を負担しているか認識している人はどれくらいいるのだろうか。源泉徴収票を渡されて、はい還付額いくらですよで完結している人が多いのではなかろうか。または還付するものだと認識しており、経済活動の変化等による徴収となり文句を言ったことがいる人もいるのではなかろうか。
 
源泉徴収制度により毎月の給与から所得税が天引きされ、年末に各種控除証明を提出して終わり。確かに簡単で効率的、税務職員の負担も少ないシステムだ。
 
だが、多くの日本人は税について特別な教育を受けるわけでもなく社会に出て、特に意識せずとも税金を払っている。これでは税について考える機会が少ない。政治や経済に興味を持つ機会も少なくなる。
 
何事も自分でやってみることが大事だ。株に興味を持ったら投資をしてみるべきだし、仮想通貨に興味をもったらビットコインを買ってみるべきだ。税について興味があれば、セルフメディケーションふるさと納税をやってみると良い。
 
今後は、副業が当たり前の世の中になるかもしれない。そうなれば、確定申告があたり前になって、所得税をいくら負担しているか知っているのが当たり前になる時代がくるだろう。