からあげの価値
「何か簡単なものでいいよ、からあげとか。」。
これは、料理経験の乏しい人がよく言う言葉である。からあげの他にも、カツ丼や餃子、意外にもバリエーションは様々だ。この一言が、人々を困らせている。
なぜ、からあげが簡単なものと認識してしまっているのだろうか。料理番組など、料理の工程を見せている番組は多々ある。みたことないのだろうか。尺の都合上簡単に作っているから簡単に見えるのだろうか。でも、少し考えたら分かることだと思う。
じゃあ、なぜか。店で食べると、やすいし、はやいしからだ。からあげ定食なんか、すぐ出てくる。やすいし、はやいし、おいしい。しかも揚げたてが出てくる。だから勘違いする。
だが、そこは店だ。からあげならからあげを大量につくる環境がある。大量に下ごしらえして、油もまとめて処理する。料理は下ごしらえが命だ。
家庭ならどうだ。食べたいってなってから下ごしらえする、揚げた油の処理も大変。店のように上手くいかない。
店のからあげが、安すぎるんだ。もっと高くてもよい。
からあげには、もっと価値がある。